こころとからだ②

三木茂夫さんは『生命とリズム』のなかで
呼吸 の リズム の 歴史 を 振り返っ て

波 打 際 にでは
波 が 押し寄せ
ある 時間 波 を 被り
また さっと 引い て いく

つまり ここ では
海水 と 空気 の 状態 が リズミカル に 交代 する

この 時 われわれ は
波 が 引い た 時 息 を 吸い
波 を 被っ て いる あいだ は 息 を 吐く
呼吸 の リズム と 波 の 寄せ ては 返す リズム
おそらくこれは脊椎動物の
上陸時の出来事として何らかの関係があろう…と

宇宙のリズムと生命のリズムはつながっている
そしてもちろん、呼吸のリズムも…

宇宙と生命の神秘そして奇跡

こころとからだ

こころとからだ…について考えていたら
『人体　5億年の記憶』という本に出会いました

解剖学って難しそうだけど
以外とおもしろい

解剖学者・三木成夫さん
講義のなかで話した「人間は星だ」
その言葉も印象的

胎児である10ヶ月間が
数億年の生命進化の再現だという…

魚の鰓の筋肉が
ヒトの顔の表情筋や声を出す筋肉になった
そして鰓がなくなり肺による呼吸になった
なるほど…
ヒトの体には
進化の5億年以上の歴史が刻まれている
すごいなぁ…

「こころ」はどこにあるか？の項では
意識は脳にある
意識に上らない、そこはかとした何かが「こころ」
わけの分からない不安があるとき
お腹のあたりが、ざわざわする
そのざわざわが消えると気持ちが爽快になる

からだはこころである
こころを知るにはからだを知れば良い
体の基本形は一本の管＝消化器系
一本の管である生き物は海辺で何億年も暮らした
それは宇宙のリズムが、その体に刻まれる

そして進化した人間にとっても
からだに刻まれているんだろうと思う
四季、昼夜、潮の干潮など繰り返しのリズムが…

とても興味深い